内科・外科・整形外科などの主な疾患は理解しやすいけれど総合診療科ではどんなことをやっているのかよくわからないという方が多いと思います。
実際に総合診療科とはどんな診療科なのかはっきりした定義がないのが現状で、それぞれの病院が独自の総合診療科像を唱えて診療しています。
武蔵野陽和会病院ではあまりにも専門化・細分化しすぎた現在の医療制度のなかで患者さんを全人的に捉え、特定の臓器・疾患に限定せず
多角的に診療を行う部門と考えております。ではいったいどんな症状ならば総合診療科を受診するのでしょうか。例えば自覚症状からは
何科を受診すればよいのかわからない患者さん、特定の専門診療科への受診希望がない患者さん、感冒・腹痛・頭痛・倦怠感・怪我など
日常多く遭遇する一般的な病気で特定の専門診療科の診療を必要としない患者さんなどが当てはまるかと思います。
初めて外来を受診される患者さんの症状から迅速かつ適切に診断をつける科でもあります。
多くの患者さんが初診であり患者さんによっては診断と治療の方向性を決めるまでに若干時間がかかる場合もありますが、
あせらず、かといって冗長にならずに診察させていただくことを心がけております。